ちょっと前に言葉には、上(頭)から出る言葉と下(胸の下のお腹の底のさらに下...)から、出る言葉の2種類あるという話を聞いたという話を書きました。
それからずーっとその事を考えていて、自分の底にある言葉(感情)を探るような感じでいる。
素から(何気なく)出たような言葉が重なり合った時に、クリエイティブなもの(こと)が生まれるという話で、その素という部分が、下から言葉だ。
頭ではない自分の胸のモヤモヤのその下のお腹の底がう~んという感じの、自分ではハッキリしない自分の感情のような部分から出てくる言葉があって、その場所が下であればあるほど、その言葉はデリケートだ。
自分でも分からない自分の感情を探りながら、下にあるものを言葉にした時に、聞き手が「でもさぁ」とか「いや、そうじゃない」っといった言葉を発してしまった時、そのデリケートな言葉はさっと下に退いてしまう。そうしたら、もうその言葉は蓋を閉じてしまう。自分にも沢山心当たりがある。
その下のデリケートな言葉(感情)が出てくるには、聞き手の「待ってくれている」という安心感が必要だという。下を探っている間、自分のなかなか出てこない感情を早く出さなくては!?という焦りや、良い事を言わないといけない雰囲気があると、なかなか下からの言葉は出てこない。
そうではなく「あなたがどう思って(感じて)いるのかが、知りたいから待つよ。」という相手と向き合う空気や自分の意思がなくては、下から言葉は顔を出さない。
っという話。
僕の友人でファシリテーターをしている女性がいて、結婚式のプロデュースをお願いした時に、彼女と話をしていたら確かに心の意思を引き出せるような体験をしたことがある。
ファシリテーションって、その人の心を引き出す技術であるから、下の言葉と下の言葉が重なり合うシーンを演出し、クリエイティブなものが生まれるんだろうなぁ。
人の話を聞く事と自分の心の意志を伝える。
そのどちらもできている、できる人っていそうでなかなかいないし、自分が尊敬できる人はそのどちらも兼ねている人が多いなぁと改めて思う。
自分自身どちらも欠けているので、まずは自分の整理整頓をしなければ。
0 件のコメント:
コメントを投稿