本日、益子陶芸美術館で開催されている「河合寛次郎展 −河合の真実−」を見てきました。
これだけ多くの河井寛次郎の作品を一同に見るのは初めてで、本で見ていた作品や噂では聞いていた河井寛次郎の木彫など...益子陶芸美術館のこれまでの催しの中でも一番気合いの入った展示だったように思える展示で、素晴らしかった。
僕は民芸や河井寛次郎を人に語れるほど、理解と認識がある訳ではないので説明はできませんが、単純に素晴らしいものがずらりと並んでいました。
河井寛次郎は現在においても陶芸家というものを通り越した仕事を残していた。
余りにも多くの技術とアイデアの豊富さに常に実験・試行錯誤し続けた探究心。
何か真新しい事をする事の斬新さではなく、時代の流れの中で新しい価値や答えを見いだして、次の時代に繋がる土台を作った、当時の新しい事をが河井寛次郎をはじめ、柳宗悦、浜田庄司の生み出した民芸という価値観なんだろうな。
形はどうであれ、今も受け継がれる民芸という価値観。
学ぶべきとこは多いなぁと改めて思うのです。
益子にいるのだから、しっかり勉強せねば。
河井寛次郎の有名な「仕事が暮らし、暮らしが仕事。仕事と暮らしは一体である。」言葉があります。自分の仕事と暮らしが一体になっている訳ではないし、仕事と暮らしを一体にしようと思っている訳でもないのですが、「仕事」と「暮らし」に「場所」というものは繋がっているような気がしていて、これからはそのバランスのとれた所を探そうとしているんだと思う。
その中心にあるのはきっとこれから築かれていく家族なんだろうね。
河井寛次郎展。明後日までです。
0 件のコメント:
コメントを投稿