朝から結婚式のドレスの試着(奥さんのね)。
いつ見ても和子さんのドレスはきれいだ。
和子さんとは馬場さんの奥さんで元々ファッションデザイナー。自身のブランドも持っていた。皇后美智子さまの専属デザイナー植田いつ子さんの弟子でもあるという経歴をもち、オートクチュールという体に合わせながらパターンを作っていく技術で洋服をつくる。
以前、和子さんが特集されていた記事を読んだ。
僕の年齢の頃は、給料の何ヶ月分もするブランドの洋服を買っては、どのような作りになっているかバラして研究していたらしい。奥さんがドレスを着ている時にその事を思い出した。
奥さんの着ているドレス一つ一つは、和子さんが多くのブランド品の服と引き換えにし、これまでずーーーーーーーーーーっと、蓄積されたものが技術として、目の前のドレスになっている。
コツコツと蓄積されたものがドレスとして形になっている。
そんな事を考えていたら、奥さんがドレスを着させてもらえるという事が、和子さんの愛情の全てのように思えた。優しい言葉をかけるでも無く、何かを与えるというのでもなく、コツコツと蓄積した時間の一部を分けてくれるということのスゴさというか...。
横軸ではなく、縦軸なんですよね。
6月にするウェディングパーティは、ドレスをはじめ、お花、写真、会場、企画、もの、ウェルカムボード等々、多くの人に協力してもらう。お金が無いので好意に甘えながら。
それぞれ、皆プロとしてやっていて、それぞれの縦軸を僕らに分けてもらう。
幸せとしか言いようが無い。
僕には他人に分ける事のできる縦軸が何もない。
このブログも自分の力に変えたいし、コツコツと蓄積していく事が「自分」になるのかな。
「自分探し」の旅をする人はいるが、横軸ではなく、時間という縦軸での旅でこそ自分が見つかる(自分になる)気がした。
言っている意味はちんぷんかんぷんになってきたが、結局のところ、こつこつと地道にやるしかないと思ったのです。
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